トレカを送るときの梱包と発送
― 交換が決まってからのこと
やり取りしながら気づいたことをまとめました
この記事の内容
交換相手が見つかって、話がまとまって。ほっとするのはここまでで、実はそのあとにもうひとつ山があります。どうやって送るか、です。
初めてのときは、私も本当に迷いました。何で包めばいいのか、どの方法で送るのか、相手に何を伝えればいいのか。調べても断片的な情報ばかりで、結局やってみて覚えたことがほとんどです。
この記事では、そうやって身につけたことをまとめてみました。失敗した話も含めて書いているので、これから交換する方の参考になれば嬉しいです。
① 基本は3層で包みます
トレカを送るときの基本は、この3つの重ね方です。
スリーブに入れる
カード本体を直接守る一枚目。表面の擦れを防いでくれます。硬質ケース、または厚紙で挟む
折れを防ぐための層です。カードのサイズに合う硬質ケースがないときは、厚紙で挟む形になります。OPP袋に入れる
いちばん外側。水濡れを防ぎます。雨の日の配達を考えると、ここは省かないほうが安心です。この3層があれば、たいていの場面で守れます。材料はどれも100円ショップで揃うので、まとめて用意しておくと毎回が楽になりますよ。
② 硬質ケースか厚紙かは、相手に聞くのが安心
硬質ケースのほうがしっかり守れる。長らくそう思っていたのですが、最近そうとも言い切れない場面が出てきました。
猛暑日は、ポストの中で硬質ケースが曲がることがあります。配達されてから相手が取り出すまでの間、郵便受けの中はかなりの高温になります。素材によっては、その熱で変形してしまうんです。
厚紙なら熱で変形する心配はありませんが、そのぶん外からの圧には弱くなります。つまり、どちらが良いかは季節や状況によって変わるということですね。
迷ったときは、相手にどちらが良いか聞いてみるのがいちばん安心です。「暑い時期なので厚紙にしましょうか」と一言添えるだけで、お互いに納得して進められます。
ひと手間ではありますが、こういうやり取りができる相手だと分かること自体が、安心材料になったりもします。
③ いちばん大事なのは、同日に発送すること
ここは、この記事でいちばんお伝えしたいことです。
交換には、どうしても「先に送ったほうが不利になる」という構図がついて回ります。自分が送ったのに相手からは届かなかったら、と考えると不安になりますよね。相手も同じことを思っています。
この不安をいちばん確実に減らせるのが、お互いに同じ日に発送することです。どちらかが先に、という状況をつくらないだけで、構図そのものがなくなります。
やり方はかんたんです。話がまとまったら「〇日に発送しましょう」と日にちを決めておく。当日に発送準備の写真を送り合って、それぞれ発送し、投函動画や領収書を共有する。これだけです。
都合が合わない日もあると思うので、無理のない日を相談して決めるのがコツです。「今週末なら大丈夫です」といったやり取りができると、それだけで安心感がぐっと増します。
もし当日に発送できなくなったときは、遠慮なく伝えてください。連絡なく遅れることがいちばん不安にさせてしまうので、ひとこと入れておくだけで印象がまったく違います。
④ 連絡のペースも、先に伝え合っておくと安心
日にちを決めたら、もうひとつ。お互いの連絡のペースについても、ひとこと交わしておくと気持ちが楽になります。
お仕事や家のこと、体調のこと。すぐに返信できない事情は誰にでもあります。それ自体はまったく悪いことではないのですが、何も言わずに間があくと、相手は不安になってしまうんですよね。
「平日は返信が遅くなりがちです」「週末はすぐ見られます」。この程度のことを最初に伝えておくだけで、待つ側の心配がぐっと減ります。返信が来ないのではなく、そういうペースの方なんだと分かっている状態になれるからです。
自分の状況が変わったときも同じです。「今週は立て込んでいて、返信が遅くなるかもしれません」と一言送っておく。それだけで、相手を不安にさせずに済みます。
そのうえで、もうひとつだけ。
連絡がまったく取れないまま日にちが過ぎていくこともあります。そんなときは、取引を見送るという選択をしてもかまいません。
まずは一度、確認の連絡を入れてみてください。行き違いや通知の見落としということも、実際によくあります。それでも反応がないようなら、「今回はいったん見送らせてください」と伝えて終わりにして大丈夫です。
気を遣って言い出せないまま、ずっと待ち続けてしまう方がいます。でも待っている時間そのものが負担になるなら、そこで区切ってしまっていいんです。断ることは、失礼なことではありません。
フリマサービスを介した取引なら、それぞれにキャンセルの手続きが用意されています。困ったときは、そちらの案内も確認してみてくださいね。
⑤ 発送方法の選び方
ここがいちばん迷うところだと思います。枚数と厚みで選ぶと考えると整理しやすいです。
| こんなとき | おすすめの方法 |
|---|---|
| フリマ経由で やり取りするとき | 各サービスの匿名配送。住所を伝えずに済みます |
| トレカ2〜3枚だけ | ミニレター(郵便書簡)。厚みと重さをできるだけ抑えるのがコツ |
| 普通郵便で送るとき | ポスト投函より窓口へ。厚みや重さで定形外になりやすいので、その場で確認してもらえるほうが確実です |
| 厚みや重さがあるとき | クリックポスト。手続きに少し手間はかかりますが、追跡がついてCDやDVDも送れます |
| 3cm以上の厚みがあるとき | レターパックプラス。かさばるものはこれがいちばん確実です |
匿名配送が使えるなら、それがいちばん安心です。住所を伝えずに済むので、やり取りのハードルがぐっと下がります。メルカリ・ラクマ・Yahoo!フリマにはそれぞれ匿名配送の仕組みがあり、Yahoo!フリマには交換のための仕組みも用意されています。厚みのあるグッズも送れる小型のサービスがあるので、費用を抑えたいときにも選びやすいです。
※ 各サービスの料金や仕様は変わることがあります。送る前に、公式の案内で最新の情報をご確認ください。
⑥ 送る前にやっておきたいこと
ここを丁寧にやっておくと、あとのトラブルがぐっと減ります。
- お互いに、発送準備の写真を送り合う。宛名に間違いがないか、送るものが合っているか。この事前確認だけで防げる行き違いはたくさんあります
- 宛名と差出人は必ず書く。裏面に差出人が書かれていないと、受け取った側は不安になります。書いておくだけで印象が変わります
- 料金は窓口で確認する。料金不足で届いてしまうと、相手に不足分を払わせることになってしまいます
- 中身をもう一度だけ確認する。封をする直前が最後のチャンスです
とくに発送準備の写真を送り合うことは、いちばん効く習慣だと思っています。送る側も受け取る側も、これから何が届くのかが分かっている状態になれます。
⑦ 送ったあとの安心材料
発送したあと、相手は「本当に送られたのかな」と少し不安になります。ここで一手間かけておくと、その不安を消せます。
- ポストに投函するときは、投函する様子を動画で撮る。短くて構いません。送りましたという事実がはっきり伝わります
- 窓口から出したときは、領収書の写真を送る。日時と金額が残るので確実です
領収書を送るときの注意点があります。同じタイミングで複数の荷物を出した場合、領収書にはそれが全部載ります。受け取った相手は「どれが自分のものか分からない」状態になってしまうので、「この日は他にも発送していて、○番目が今回の分です」と一言添えてください。これがないと、かえって不信感につながることがあります。
ちなみに私は、匿名配送のQRコードを読み込む前にポストへ投函してしまったことがあります。慌てて郵便局に連絡しようとしたのですが、ポストが設置されているお店に頼んでも開けてもらうことはできません。あのときはたまたま集荷の担当の方がいらして事なきを得ましたが、本当に肝が冷えました。手続きは投函前に、と身にしみています。
⑧ 傷のこと
ここは書きにくいところなのですが、大事な話なので触れておきます。
状態を気にされる方には、カードを傾けながら撮った動画を送ることがあります。写真だと光の当たり方で分かりにくい擦れも、動かして見せれば伝わります。送る前にこれを共有しておくと、届いたあとの認識のずれを減らせます。
そのうえで、もうひとつ。交換や譲渡で手にするカードは、一度は誰かの手に渡ったものです。とくに過去のアルバムのカードには、開封した時点ですでに細かな傷があることも珍しくありません。
もちろん、状態を確かめたい気持ちは当然のものです。ただ、お互いに少しだけ前提を共有しておくことが、気持ちよく交換するうえでは大切だと思っています。新品同様を求めすぎると、送る側も受け取る側も苦しくなってしまうので。
気になる点があるなら、送る前に伝える。受け取る側も、事前に確認しておく。それだけで、あとから困ることはずいぶん減ります。
⑨ もらって嬉しかった心づかい
最後は、少し明るい話を。
封を開けたときにテンションが上がったのは、こういうものでした。
- スリーブやOPP袋が可愛い柄だった
- ひとことメッセージが添えられていた
どちらもお金や手間がほとんどかからないのに、交換そのものがいい思い出になります。
逆に言うと、無理をする必要はまったくありません。おまけを入れなければいけない、といった決まりはないので、気負わずに大丈夫です。丁寧に包んで、約束どおりに送る。それがいちばんの心づかいだと思っています。
おわりに
ずいぶん細かいことまで書いてしまいましたが、全部をいきなりやる必要はありません。3層で包んで、宛名を書いて、送ったことを伝える。まずはそれだけで十分です。
choapoca ができるのは、交換する相手を見つけるところまでです。そこから先は、お互いのやり取りに委ねられます。だからこそ、こういう小さな積み重ねが安心につながるのだと思っています。
気持ちのいい交換が増えますように。