トレカを真っすぐ撮るコツ
― 背景色より大事なこと
数千枚を撮って、ようやく分かったこと
choapocaを作りはじめたころ、手元には数えきれないほどのトレカがありました。1枚ずつ丁寧に撮っていけばいい ― 最初はそう思っていたんです。
でも、実際にやってみると1枚撮るだけでもけっこうな手間で、何百枚と続けているうちに体力が底をつきました。このペースではサイトを公開できる日が永遠に来ない、と本気で思ったくらいです。
そこで、撮り方そのものを見直してみることにしました。そのときに気づいたことを、この記事でお伝えできたらと思います。
きれいに撮るために効くのは、背景の色よりも「トレカが真っすぐ写っているかどうか」でした。
① 背景色より「真っすぐ」が効く理由
撮影のコツというと、まず背景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。白い紙を敷いたり、緑の画用紙を用意したり。そういった工夫はよく紹介されていますし、私も最初はそこから始めました。
ただ、投稿するときにはトリミングをして、トレカの部分だけを切り出しますよね。切り出してしまえば背景は写真から消えてしまうので、実は背景の色そのものは、仕上がりにほとんど関わってきません。
その一方で、トレカが傾いていたり、斜めから撮って少し台形に歪んでいたりすると、こちらは切り抜いても直せないんです。
真っすぐ撮れている
四隅がきれいに合うので、トリミングの枠にぴったり収まります。一覧に並べたときも整って見えます。
傾いている・歪んでいる
枠に合わせようとすると端が切れたり、余白が入ったりします。並べたときに自分のカードだけ違和感が出ます。
私も最初のころは、絶妙に曲がったままの写真をたくさん撮っていました。パッと見では分からない程度のズレなのですが、いざトリミングしようとすると、どうしても枠に収まってくれない。結局、何枚も撮り直すことになりました。
② まずカメラのグリッド線をONに
いちばん手軽なのに、いちばん効くのがこれです。スマホのカメラには画面を9分割する線を出す機能があって、ほとんどの機種で設定からONにできます。まだ使っていない方は、ぜひ一度試してみてください。
設定アプリを開く
iPhoneなら「カメラ」、Androidならカメラアプリ内の設定を開きます。
「グリッド」をONにする
機種によっては「グリッドライン」「方眼」などと表示されます。
トレカの辺を線に合わせる
カードの上下の辺が横線と平行になるように置きます。目分量よりずっと正確です。
グリッド線は「構図を決めるためのもの」と思われがちですが、トレカ撮影では水平をとるための定規として使えます。
③ 方眼の台紙に合わせる
カメラ側の準備ができたら、次はトレカの番です。マス目のある台紙に置いて、カードのフチを線に合わせてみてください。それだけで、驚くほど真っすぐになります。
方眼が印刷されたものなら、何でも大丈夫です。私はカッターマットを使っています。マス目があるうえに、重さがあってズレにくいので気に入っています。方眼ノートを開いて敷くだけでも、十分きれいに撮れますよ。
台紙がない場合は、机やテーブルの角にトレカの角を合わせる方法もあります。直角がひとつ決まるだけで、驚くほど傾きにくくなります。
なお、何枚かまとめて撮る方法もありますが、はじめは1枚ずつで大丈夫です。慣れてきてから枚数を増やしていくほうが、結果的にやり直しが少なくて済みます。
④ 光は日中の自然光がいちばん
撮る時間帯によっても、仕上がりはずいぶん変わります。おすすめは日中、窓から自然光が入る時間です。
ただし直射日光は避けてください。トレカの表面は光を反射しやすく、強い光が当たると白く飛んでしまいます。日焼けによる色あせの原因にもなるので、大切なカードのためにも避けたほうが安心です。
夜、部屋の照明の下で撮るのも少し難しいところです。照明がカードに映り込んで、白い光の玉のようなものが写ってしまうんです。とくに黒っぽいデザインのトレカは反射が目立ちます。早く登録したい気持ちは分かるのですが、急ぎでなければ翌日の明るい時間に回すほうが、ずっときれいに撮れます。
⑤ 自分の影を消す
真上から撮ろうとすると、どうしても自分の手やスマホの影がカードに落ちてしまいます。これを減らす方法が2つあるので、やりやすいほうを選んでみてください。
少し高い位置から、ズームして撮る
カードに近づくほど影は濃くなります。腕を伸ばして高い位置に構え、足りない分をズームで補うと、影がぐっと薄くなります。
タイマー撮影を使う
3秒や10秒のタイマーをセットして、シャッターを押したら手を引きます。指や腕が写り込むのを防げます。
光の向きも意識してみてください。窓を背にして立つと自分の影がカードに伸びるので、窓に対して横向きに構えると影が入りにくくなります。
⑥ よくある失敗
ここからは、私が実際にやらかしてきた失敗です。どれも一度は通る道だと思うので、先に知っておくと少し楽かもしれません。
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ペットの毛が写り込む
わが家には猫がいるので、空気中を舞った毛がカードの上にふわりと着地します。撮る直前にひと息吹きかけるか、柔らかい布でさっと払うと防げます。ペットを飼っている方はぜひご注意を。
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疲れてくると、また曲がる
最初はマス目にきっちり合わせていても、枚数を重ねるうちにだんだん雑になります。「今日はここまで」と枚数を決めて区切るほうが、結果的にやり直しが減ります。
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片付ける手が写り込む
タイマーやリモコンを使っていても、次のカードに手を伸ばすのが早すぎると写り込みます。シャッター音を聞いてから動く、を意識するだけで防げます。
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裏面を撮り忘れる
表を撮って、そのまま見惚れて、気づいたら次のカードへ。表と裏はセットで撮ると決めておくと防げます。
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スリーブの反射
スリーブに入れたまま撮ると、表面のフィルムが光を反射します。手間ですが、撮るときだけ外すと仕上がりがはっきり変わります。
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トレカケースの中のカードを撮り忘れる
手元に出しているカードだけ撮って満足してしまい、ケースに保管していた分が丸ごと抜けていた、ということがありました。撮りはじめる前に、保管場所をぜんぶ確認しておくと安心です。
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見惚れて時間が溶ける
これは失敗というより、避けられない現象かもしれません(笑)作業のはずが気づいたら鑑賞会になっています。それも含めて楽しい時間だと思うことにしています♡
⑦ ちなみに、私はこう撮っています
枚数が多いので、いまは少し道具を足しています。参考までに紹介しますが、ここまで揃える必要はまったくありません。前の章までの方法で十分きれいに撮れます。
使っているのは、方眼のカッターマットと、真上からスマホを固定できる俯瞰スタンド、それとシャッター用のリモコンです。スタンドで固定すると毎回同じ高さ・同じ角度で撮れるので、枚数が多いときは効率が上がります。
ただ、この環境でもまだ改善したい点があります。黒背景のトレカを撮ると、スタンドのアーム部分が表面に映り込んでしまうことがあるんです。裏面は黒いデザインのものが多いので、これはまだ試行錯誤中です。
つまり、機材を揃えたからといって完璧になるわけではありません。大事なのは真っすぐ撮ることと、明るい時間に撮ること。この2つを押さえておけば、スマホ1台でも十分きれいに残せます。
おわりに
完璧に撮ろうとすると、途中で疲れて手が止まってしまいます。私がまさにそうでした。
多少の傾きがあっても、あとから撮り直すことはできます。まずは1枚、気軽に撮ってみてください。
なお、投稿をもっと簡単にするための機能改善も進めています。撮った写真を自動できれいに整える仕組みを準備中なので、そちらもいずれ使えるようになる予定です。